自分の見た目に強いコンプレックスを抱いている女子高生が主人公です。
自分には無縁と思っていた「恋」との出会いによって、内に秘めていた「女の子」としての自分を見つけ出していくピュアでラブい物語なのです。
きみはかわいい女の子のあらすじ
誰しも集団生活を送っていれば、コンプレックスのひとつやふたつ抱くもの。
主人公の小枝つぐみ(高1)は、自分のうすっぺらでちっちゃな体系にコンプレックスを抱いていました。
高校生になって周りの女の子たちは女性らしい体つきに変わっていく中、自分だけがうすっぺらでちっぽけなままで…。
10代後半の多感なころって、特に周りと自分を比べてしまうんですよね。筆者にも覚えがあります。
つぐみは『こんな自分を抱きしめてくれる人も、女の子として接してくれる人もいないだろう』と、青春真っただ中な高1にして恋をあきらめ過ごしていました。
そんなある日、偶然、隣のクラスの瀬名正宗(せな まさむね)にコンプレックスであるうすい身体を見られてしまいます。
あ、あばら…。
女子高生の柔肌を目撃したマサムネくんの口から思わず出た言葉は「骨…」
つぐみにとっては残念な出来事になってしまいましたが、この出会いからつぐみはマサムネくんと何かと接点が増えていくのでした。
男女問わず人気を集める陽キャなマサムネくんと、陰を生きてきた小さく細ーい小枝ちゃんの不器用な恋愛の始まりです。
きみはかわいい女の子の魅力
魅力1.小枝ちゃんとマサムネくんのキャラが可愛すぎる!
自身のコンプレックスから「女の子らしさ」を極端に排除して、悲しくも卑屈になっていた小枝ちゃん。
そんな小枝ちゃんは正宗くんとの出会いによって、どんどん素直で可愛らしくなっていきます。
不器用ながらも自分を変えようと少しずつ、努力する小枝ちゃんは健気でかわいく、気持ちよく応援できるヒロインです。
そんな小枝ちゃんが何かを密かに我慢している時も、さり気に気付いて気遣ってくれるマサムネくん。
学校でも人気があるのもうなずけます。
持ち前のやさしく朗らかで周囲を賑やかにしていく彼は、その勢いのまま小枝ちゃんも巻き込んでいき、その渦の中でキュンとさせられること数知らず。
漫画の中とはいえ、素敵男子にキュンとさせられる楽しい時間となること必至です。
魅力2.ピュアな2人の恋模様
2人は淡く想い合いながらもやり取りは明るく、健康的。それで毎話しっかり萌えるしキュンとさせてくれる、仕事人な少女漫画です。
小さく細いことをコンプレックスにしてる小枝ちゃんが、どこにいようとも見つけてくれるマサムネくん。
マサムネくんと一緒にいることで、小枝ちゃんのコンプレックスがどんどんほぐされていき、そんな様子を見ているこちらもデトックスされて、一種の癒し効果もある2人の恋模様。
恋の進展はわりとスローペースですが、お互いを常に思いやりながら確かに進んでいく展開に安心感を覚える作品です。
まとめ
椎名軽穂先生の「君に届け」に通じる、健康的な胸キュンを楽しめる「きみはかわいい女の子」自分に自信が持てない、恋に不器用な女の子の希望と共感がみっちり詰まった作品になっています。
可愛らしい2人の胸きゅん姿をみて、ほっこり優しい気持ちになれる作品です。