怪物事変58話のネタバレあらすじと感想です。
野火丸は赤城の死体を東京に持ち帰り。
夏羽たちは次の石を求め京都行きを決断。
その前に花楓の処遇です。
太三郎が亡くなってしまった今、伊予姫は重い決断を迫られます。
怪物事変58話のネタバレあらすじ
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ネタバレするよ!
協議
太三郎の葬式に、全国から高名な狸の長が参列していました。
しばらくして、狸の頭領をあつめた協議が始まります。
屋島を守るために戦った晶たちも参加することになり、
入口でアンケートの参加を求められます。
その内容とは…
賊である花楓を
殺すか、殺さないか。
ずばり協議の議題はこれでした。
名だたる狸たちの前に花楓が連れ出されます。
が、しかし…
なぜか花楓を連れてきたのは夏羽。
狸たちは夏羽も賊の一人だと勘違いします。
夏羽は危険な運搬役を担っている。
すかさず全吉がフォローします。
ちなみに花楓はカゴに入っていて、そのカゴには妖力を弱らせる効果が。さらにカゴを編んだつるには毒があるんだそうな。
ここで織は、全吉と夏羽が手を組み何か企んでいると勘づきます。
アンケートの結果
いよいよアンケート結果が発表されます。
殺す票が圧倒的に多く、殺さない票はわずか3票でした。
答えは一目瞭然でしたが…。
伊予姫はみんなの意見を聞きたいと言い出しました。
多くが花楓を殺すべきと思っているなか、
全吉が口を開きます。
俺は殺さないに投票しました。
すかさず夏羽も同調。
なのにここで花楓が暴れだします。
なんで俺が殺されなきゃならない。
赤城と狸を喰いに来ただけだ!
暴走する花楓をたしなめる夏羽。
それから彼に赤城の死を伝えます。
…残念ながら、
それを聞いても悲しむ様子は見せません。
だけど本当は”悲しい”という気持ちがわからないだけなんです。
悲しむ様子こそないものの、
赤城が良く使っていたウェットティッシュを欲しがる花楓。
理由を訊くと…。
赤城のニオイがするから
子供のような顔で答える花楓に泣けていきます。
夏羽は、花楓に大切なものを失う悲しみをわかってほしいから、
殺さないに投票しました。
全吉は、そうすることで伊予姫の心が守れるから、
殺さないに投票しました。
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殺さない票の残る1票は
伊予姫でした。
祖父を殺し、屋島を襲撃した花楓を、
批判を承知で生かすことを選んでいたのです。
それは逃げだと批判する多郎太に、
全吉は、これは勇気だと反論します。
他者の命に真摯に向き合っている、
四代目太三郎さまのお心を支持します。
全吉のこの言葉で、その場の空気が変わりました。
妖力を封じる貉殺しに入れた状態であれば、
花楓を殺さず、様子を見てもいいということに。
ただし、夏羽が面倒をみること。
必然的に、花楓も夏羽たちと一緒に京都へ行くことが決定しました。
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そのころ京都では、
ツナマヨが織が来るのを待ちわびていましたが…
そこは京都府警察庁本部だったのです。
感想
それぞれが誰かを想うことで、花楓の命を奪わなかった展開、胸あつでした…。
赤城のニオイのするものを欲しがる花楓自身が、
そう思う理由がわからない描写にすごく胸を締め付けられます。
屋島を襲撃した花楓を見逃すなど、長がすべきでないとわかっていた伊予姫。
批判されたときに流した涙は、
きっとあきらめの気持ちと最後の抗いがこもってたのかなと思います。
そして全吉やっぱいい男じゃん…。
今回は特に、キャラの心情やその場の空気感、セリフの重みが伝わり、漫画だからこその演出が光る回だと思います。
ぜひ本編を読んでほしいです!
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