無事に儀式が執り行われスミレが生贄となった夜。
これでもう安心と宴を開く村人たちを、六番は惨殺してしまいます。
その動機が自分でも分からないものの…。
スミレとの最後の夜に、何かをやり残した気がする六番なのでした。
地縛少年花子くん90話のネタバレあらすじ
ネタバレするよ!
質問の答え
儀式のあったあの日…。
スミレとの最後の夜を思い出しながら六番は思います。
スミレの手を取り、自分の役目も捨てて彼女を救えばよかったのか。
でもスミレは死にたくないとは言わなかった。
村の儀式に逆らうことは、果たして彼女を救うことになるのだろうか。
一瞬そう思い悩む六番。
場面は現在に戻り…。
葵に向かって質問の続きです。
何でこんなことするのかという葵の質問に答える六番。
何でとか、どうしてとか。
…そんなのこっちが知りたい。
それが六番の本心みたいです。
子供の頃は鬼の言いつけに従って、鬼たちの世話をしていました。
源頼光に出会ってからは、彼の指示で色んな仕事をこなしてきた六番。
自分の意志で何か行動を起こすことは、これまでなかったのかもしれません。
六番に掴まれ意識を失う葵。
その時…!
後ろから六番に反撃を仕掛けたのは、ボロボロになった光でした。
光の反撃
光がヨレヨレになりながらも六番に攻撃を仕掛けます。
手にはいつもの杖…じゃなくて強力な刀!
どうやら輝の霊刀を手に、命がけの反撃に出たようです。
その霊刀にいつかの源頼光の姿を思い出す六番。輝いわくその霊刀には鬼退治の逸話があるそうな。
鬼退治にはうってつけの武器だとばかりに、六番に向かっていく光。
とは言え、光はボロボロです。
おまけに輝の霊刀は光にはかなり重いみたい。
イマイチうまく霊刀を使いこなせない光。
輝の霊刀で形勢逆転かと思いきや…!
あえなく六番の反撃に遭うのでした。
何のために追ってきたのかと、今度は六番が光に問います。
そんなに葵が大事なのかとか、輝の敵討ちのためかとか。
光に対して自分が思い付く理由を並べながら、そっと光の頭に手を置きました。
子供をいたぶる事はしないからと、まるで小さな子供をあやすような素振りで帰れと言います。
その言葉にカチンと来る光。
ですが、やっぱり力の差は歴然。
いとも簡単に再び窮地に追いやられてしまうのでした。
光の思い
六番には光の行動が理解できません。
敵う訳ないのに何度やられても立ち向かって来る光。
六番は再び光に尋ねます。
なんでそんなに命を無駄にするのか。
そうやって死ぬのが理想なのかとか、誰かの望みなのかとか。
光は弱くてバカな自分に何かを望む人なんていないと答えます。
誰かの願いだとか、そんなの関係ないと言い切る光。
葵も輝も蒼井も消えちゃった怪異も寧々も。
みんなまとめて幸せにしてやる。
自分の意志でハッキリそう言い切りながら、六番の鼻に噛みつく光!
彼らしい泥臭い反撃です。
幸せ…?
その言葉に思わず胸を打たれる六番。
初めて彼に隙が生まれた瞬間。
それを光が見逃すはずもなく…。
ボロボロの光vs六番のバトルの決着にドキドキしました…!
感想
光のまっすぐな男気が見られた今回。
ほんと良いやつですよね…(涙)
自分の好きな寧々や、身内の輝だけじゃなくて、蒼井も葵もみんな助けてみんなまとめて幸せにするとか言い切っちゃうところ大好きです。
もちろんミツバの事も忘れてません。
一見、無謀と思えることも光ならやってくれそうな気がして何だか期待しちゃいます。
そして強いけど、どこか痛々しい六番。
スミレと幸せになる将来だってあってよかったのにな…何だか切ないです(涙)
光の必死の頑張りのおかげで、次回大きく展開が動きそうな予感。
寧々と花子くんの様子も気になります…!