風邪が治ったコレットは、再びヘルメス様たちと旅へ出かけます。
のんびりと続く旅路の穏やかさを愛おしく思いながら、もうこんな日は来ないのかもしれないと寂しく思うコレット。
冥府との行き来で後ろ髪を引かれつつ、いよいよ村へ到着です。
コレットは死ぬことにした108話のネタバレあらすじ
おかえりコレット
コレットの帰りを待っていたポーラとセラは、コレットの友人イオさん・エルさんと初対面です。
タイミングよく帰って来たタン兄にはしゃぐコレットとセラ。
タン兄は家に入る途中ですれ違った御者も中に招いては、と提案します。
人形で腕も無くなってしまった御者に、何と言い訳しようかコレットが困っていたところ、エルさんが無理やりタン兄を言葉でねじ伏せてしまうのでした。
変わらない村
弟子たちが頼もしくなり、成長を感じるコレット。
村長に催促され村のみんなに顔見せに行くことになりました。
ミィナさんの赤ちゃんの顔を見たり、
おばあちゃんと話したり、
穏やかな村の様子にコレットは安心します。
丘から見下ろす村の風景は、故郷と似ているような気がして懐かしい気持ちになるのでした。
ふと、冥府のことを思い出したコレットは息を潜めて井戸へ飛び込むと、村への到着を報告し、急いで戻ります。
隠してること
夜はエルさんの手料理を堪能したコレットたち。
タン兄は、最後まで御者が瞬きをしない変わった人だったとこぼします。
(馬が定時で帰ったから御者も帰ったのね。バレずに済んでよかった。)
就寝前、冥府についてを正直に言えず、心苦しさを感じるコレット。
こればかりは仕方がないものの、コレットは、はぐらかしてしまうことを何度も心の中で謝ります。
大切な人
タン兄の口からマリー姉ちゃんとの結婚を聞いたコレットは、遠慮せず話を聞いちゃいます。
何でも臆せず、マリー姉ちゃんに思いを伝えられるタン兄を潔いと感じるのでした。言える人生に辿り着くって深いと思います。
一方、誰か特別な人がいないかと聞かれるコレット。
んーっデリケートゾーンっ!
思わず話を逸らしてしまいます。
……が、兄として心配してくれるタン兄に”大切にしてくれる人がいる”と話すのでした。
感想
詐欺師のように、ぺらぺらと出てくるヘルメス様の説得力に笑ってしまいました。
ポーラとセラの眩しさに押し黙ってしまうディオ様たちの横顔…。
コレットを本当に家族として大切に思ってるタン兄の優しさに涙が出そうになります。