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地縛少年花子くん89話のネタバレあらすじと感想~六番の後悔

地縛少年花子くん89話のネタバレあらすじと感想です。

六番の奇襲により輝、光、蒼井はあっという間にやられてしまいました。

そして葵の問いかけに遠い過去を思い出す六番。それはスミレとの出会いに遡ります…。

地縛少年花子くん89話のネタバレあらすじ

 

 

 

ここからは

ネタバレするよ!

 

私の旦那さま

 

六番の前で、三つ指ついて初めましての挨拶をするスミレ。

目をキラキラさせながらのご対面です。

どうやら6番のことを未来の夫と勘違いしているようす。

 

頑なに否定する六番。

お嫁に行くと聞いて家を出てきたスミレは、きょとんとしています。

 

 

スミレの嫁ぎ先は神様のところだよ。

六番がそう教えると、じゃあ六番は自分の内縁の夫ねと言い直す天然ぶり。

 

もうそれでいいよ、と面倒くさそうな六番。

早速スミレに根負けしてしまいます。

こうして、2人のままごとのような新婚生活が始まりました。

 

六番の本来のお役目はスミレのお世話ですが…。悲しいほど家事は全くできません。

それならばと、スミレは六番に別の役目を与えました。

スミレの旦那役です。

 

 

スミレの願い

 

ある日六番が外での役目を終えて家に帰ると、スミレが動物たちの怪我の看病をしていました。

スミレは弱った動物を家に連れ帰っては面倒をみているようですが…。

ほとんどの動物はそのまま弱って死んでしまいます。

 

何の得もないのに何でわざわざこんな事するのか…。

六番にはスミレの行動が理解できません。

 

スミレは、徳はないけど自分にとっての意味ならあると答えました。

 

 

もう自分の力だけでは生きられない弱り切った動物たち。

そういった命や心を自分の手で掌握できる。

これが好きなのだと答えました。

 

 

動物の次は、怪我をして帰ってきた六番の手当てです。

手当てをしながら…。

支配したもの達に自分が死んだ時に泣いて、とことん悲しんでおかしくなってほしい。

そうやって地獄落ちしてくれたら本望だと話しました。

 

 

六番の後悔

 

スミレは六番の役目である邪退治に同行するようになりました。

果敢に邪に向かっていくスミレ。

スミレの活躍を喜びもてはやす人もいたけど、嫌がる人もいました。

 

身内を邪にやられた人は、その腹いせにスミレのことを悪く言いました。

そもそもこんなに邪がいるのは、スミレが早く生贄にならないからだと…。

スミレのことを正面切って罵りました。

その瞬間…。

 

 

バキッ!

 

無責任にひどい事を言う村人たちを、無意識に殴ってしまった六番。

その事にスミレや村人だけでなく、本人も驚いていました。

逃げるように家に帰る2人。

その時、スミレだけは上機嫌でした。

 

 

 

2人で過ごす最後の夜…。

最後くらい夫婦らしい事をしたいというスミレに、一瞬思わせぶりな態度をみせる六番。

顔を近づけたかと思いきや…。

 

頭突き!!

そしてそのまま部屋を出て行ってしまいます。。

 

翌日、儀式は執り行われスミレは神の元に嫁いでいきました。

 

 

 

その後、村の無事を祝って宴を開く村人たち。

スミレが犠牲になったと言うのに、めでたいと嬉しそう。

 

その村人たちを見ながら、六番の脳裏にスミレの言葉が蘇ります。

とことん泣いて悲しんでおかしくなってほしい。

 

その結果、六番は自分でも理解できない行動に走るのでした…。

 

 

 

 

感想

邪や鬼もコワイけど、村人たちの考え方や言動も結構おぞましい…。

今回の話を読んでると、鬼の6番の方がまともに見えてきてしまうから不思議です。

 

そして、最後の夜にスミレがお願いがあると言った時。

夫婦らしいことをしてほしいと言われて、6番はどこか拍子抜けしたようなガッカリした様子でした。

最後の最後まで命乞いしなかったスミレのことを、かわいくないと心の中で吐き捨てますが…。

本当はそう言ってほしかったのかな。

スミレの口から死にたくないとお願いされたかったのかなと。

何だかんだ想い合ってるっぽい2人ですが…。

6番の不器用さと2人の気持ちのすれ違いに、読んでて切なくなりました(涙)