錦、敦盛宅へ
錦は敦盛の家にお呼ばれします。
気楽なお呼ばれでなく、俗にいう両親へのご挨拶。当然ながら錦はガチガチです。
お迎えは運転手の西条さんだけ。それというのも錦のファンだと自負する西条さんが敦盛抜きで話をしたかったのだとか。どうにも錦にとっては有益な情報に違いありません。しっかり教えてもらいつつ敦盛宅へ向かいます。
敦盛に迎えられ家に入った錦。
家の中にあるエレベーター。
長く続く廊下。
ありすぎる部屋。
案内されながら、すべてに驚きです。
敦盛両親と対面
敦盛の両親は明らかにいやいや時間を作ってくれた雰囲気です。
そんな中、敦盛は結婚の承諾をもらいたいと真っ向から伝えますが、両親には一切響く気配がありません。
そこで錦が結婚から離れた話を切り出します。
おじいちゃんについて感謝の言葉です。
患者さんの家族からの言葉だからか、ロイヤルのマスターのことだからか、やすやすと耳を傾けてくれる敦盛父。
元気になってよかったね!と表情が生き生きとしたところで、お礼がしたいのでロイヤルに食事に来てください。と提案します。
敦盛母は、いやですよ。と間髪入れずに表情と言葉で完全拒否。
だけど敦盛父は、どうして僕がそんなとこ!といいながら来てくれるのでした。
ロイヤル
ロイヤルではマスターが朗らかに迎えてくれ、最初は居心地悪そうだった敦盛父もだんだん表情がほぐれてきます。
敦盛親子は2人そろってオムライスをほおばりながら、自然と話は敦盛がお父さんを知るために帰ってきたいという内容に。
錦にとっては自分が地元で動けなくなってたところ、敦盛の言葉で助けられたんだけど、敦盛はそんなつもりはなく…"どうせ自分で決めてもやれっこない"と思ったんだそう。自分がそうだったから。
でも錦はやる決意して行動してきました。
その姿を見て、もうあがくのはやめようと思ったんだそう。
錦と違い、敦盛は自分で決めて進めない。
それに自分が単に父から逃げてることも分かったから。帰ってきて、父のことを知りたいと思っている。
そう素直に伝えるのでした。
それを気づかせてくれたのは久保田さん(錦)だったとも。
錦は『そんなことを思ってくれてたんだ…』とジーンとくるのですが、敦盛父は当然のようにそこはスルー。
勝手に出て行って帰ってくるのかと拗ねたような反応を見せるのでした。
素直になれる場所
帰ってきたい。
父のことを知りたい。
家業を持つ世のお父さんからすると言われて嬉しい言葉だろうに、むっとした表情を見せる敦盛父。
そこでマスターが、「よかったですね。」と敦盛父に声をかけます。
マスターがいうには敦盛が出て行ってしばらく、ロイヤルで父は荒れてたらしい。
敦盛が、息子として見てほしかったから反抗の意味で出て行ったというと、見てただろ!と間髪入れずに声を荒げます。
後継ぎとしてとしか見てもらえなかったという敦盛。
大切な息子だから後継ぎにするんだという敦盛父。
しばらく2人でギャーギャーといい合いをするんだけど、なんとなく
最後にはマスターの翻訳で、父親の気持ちを本当のところで知る敦盛。
2人はその後、決して悪い雰囲気でなく。もくもくとオムライスを食べるのでした。