Thisコミュニケーション30話のネタバレ感想です。
希望を与える映像か、絶望を与える映像か。
デルウハが撮影していると下水道にすむ生き残った人間たちと出会います。
情報交換をして彼らの生活を聞いていたデルウハですが・・・。
Thisコミュニケーション30話のネタバレ感想
ネタバレするよ
出だしからびっくりしたんですけど、デルウハたちの研究所のほかに、コミュニティーを作って生き延びている人たちがいました。
地下の下水道をすみかにしていて、地下に潜むイペリットを攻撃し、地上のイペリットを追い払って生活しているとのこと。
あたりまえですが、デルウハたちとは違う装備で少人数で生き抜いている様子が見えて、あらためてこの作品がSFなんだと認識できました。
デルウハは下水道のすみかに案内してもらいますが、ここに来るまでにメンバーを殺したことをばらされてしまいます。
新たな生存者の発見に喜んで読んでいたのですが、いっきに緊迫した状況になってわたしも緊張してしまいました(笑)
そのあと弁士と呼ばれる人物と話し合い、ここでの生活が明かされるのですが・・・。
弁士たちの行動を聞くと、山の麓に生存者はいないような気がします。
生きるためとはいえ、土地を腐らせる方法をとるしかなかったとは・・・。
自分たちですみかを奪っているようなものなので、複雑な気持ちです。
デルウハはもっと強く彼らを批判するのですが、その結果襲われることに。
デルウハは余裕で勝ってしまいますが、せっかく会えた生き残った人間を殺すことないんじゃないかな・・・。
弁士の刀裁きや知識など、まだ活用できたはずなのでちょっともったいなく感じました。
しかし、デルウハとのやりとりでわかったのは、弁士たちは自分たちを侮辱した者は殺していたということ。
それを知ってから冒頭の数ページを読むと、弁士の涙と封鎖された謎の壁の意味に気づいてぞっとします。
デルウハはハントレスたちにはこのことは知らせず、周辺で寄り道してから研究所に帰ることに。
デルウハは神父が残したビデオカメラでずっと記録撮影をしていたのですが、どうやら録画をしっぱなしだったらしく・・・。
今回、デルウハは希望のある映像か、絶望させる映像を撮影するかで悩んでいました。
結局は絶望させる映像を選択しました。
おそらく下水道の人たちと出会い、あらためて今ある食料やすみかを独り占めしたいと思ったのかもしれません。
なので、下水道の映像はカットされているはずです。
そのような都合のいい映像編集が、悪い方向へ進まなければいいのですが果たして・・・。
次回も楽しみです!