春希に果たし状を宛てたいろはは、サッチーの家でお泊まり会です。
明日の話し合いで何を伝えるか作戦会議をしていたところを、待ちきれなくなった春希が押しかけてきます。
いろはは自分の気持ちを正直に話し、誰も傷つかない方法を探ろうとしますが…。
みにあまる彼氏54話のネタバレあらすじ
ぬくもりが欲しかっただけ
晴香が通っている聖マーガレット女学院へ訪れたいろは。
校門からいろはの姿を発見した晴香は、びっくり。
ちょうどいろはの家へ向かおうとしていたという晴香、いろはに連れられて公園へ向かいます。
晴香が春希にときめいたという真意を、彼女として確認がしたかったいろはは単刀直入に好意があるかを質問。
予想外の質問がきたようで晴香は、慌てて好意を否定します。
かつて友達もいなくて、勉強だけが自分の存在意義だった晴香。
誰かの温もりが欲しかったのだそう。
ひとりぼっちが愛された時の嬉しさは、漫画も現実も関係なしです。
ときめいた気持ちの正体は、春希がいろはに向ける優しい視線がうらやましくなっただけ。
今では春希が少し怖い存在だと笑って話すのでした。
続く友情
晴香の気持ちを知ったいろは。
春希に近づかないでと宣言しようとした自分が嫌になってしまいます。
だけど頭では分かっていても、モヤモヤ……。
すぐには切り替えられません。
難しそうな表情を浮かべるいろはに、晴香は自分が存在しているから、いろはが幸せになれないのだと感じ、姿を消そうと決意。
涙を浮かべながら、今まで友達でいてくれてありがとうと感謝を伝える晴香。
帰ろうとする晴香のリュックを引っ張り、いろはは春樹と近づかないように邪魔するかもしれないけど、友達でいたいと引き止めます。
2人はこれからも友達でいることを約束するのでした。
その頃の春希
春希は桜くんとクレープを食べに来ていました。
春希はいろはの悩みに気づけなかったことに自己嫌悪。
そんな時、母親からかかってきた電話に声を荒げてしまいます。
表情が暗くなってしまった春希を心配する桜くん。
合宿場に帰ってきた春希のおかしな様子に、いろはは気が付けませんでした…。
次回、よくないことが起こりそうです。
感想
勇気を出して晴香の学校に向かったいろは.
すごい勇気です!
お互いがいい子ちゃんだから、修羅場にはならないのは分かっていたけど、現実ならもっとごたつくはず。
ぼっちだった晴香の面倒くさいところも、ひっくるめて歩み寄り友情を育もうとする2人は読んでいてつい応援したくなります。