マリエルクララックの婚約26話のネタバレあらすじと感想です。
無事ギャストンをとらえ、殿下とも合流を果たした一行。
冷えた体を温めるため、民家に食事を用意してもらいます。
逃げたミシェルに逃げられた殿下。
気まずい食卓でまさかの真実が発覚…。
マリエルクララックの婚約26話のネタバレあらすじ
その前に!
ちょっとだけ、個人的評価です。
ほのぼの ♥♥♥♥♡
キュン度 ♥♡♡♡♡
甘い度 ♥♡♡♡♡
だけどそれ以上に、殿下の想いやりある人柄に胸がジーンときます!
ミシェルもマリエルも熱のある目で彼を見ますが、読者(私)も、惚れてまうわ…。
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ネタバレするよ!
事件解決直後の一幕
前回の終わり、危機に瀕したマリエルを救うべく、殿下、シメオン一行が馬を走らせていきます。
その近くに姿を隠していたミシェル。
『今なら、逃げられる』
殿下を裏切って恐ろしさに駆られミシェルは無心で立ち上がります。
立ち上がりながらも
彼女の脳裏には、正面から自分に好意を向けてくれたマリエルの言葉がありました。
ーーーーーーー
落馬したマリエルの側にいた殿下。
そこにシメオンも近づきます。
彼の姿を見るや嬉しさで駆け寄るマリエル。
ですがシメオンは仕事モード。
てきぱきと安否の確認、状況の報告に終始します。
(ギャストンは捕縛し近くの納屋に収容済)
無事でよかったよかった
そこに調子のいいリュタン登場~。
明るい調子でマリエルの心配をして見せるリュタンに、シメオン無言で鉄拳制裁。
腹に一発お見舞いするのでした。
さすがの事態にリュタンも強く出れない(笑)
もう一人は?
涙目の彼が口にします。
もちろんミシェルのことです。
すでに騎士を向かわせた…。殿下が言い終わる前に本人が合流します。
殿下と縁談が進む中、逃げ出した人物です。
心からの謝罪の言葉を口にします。
殿下は傷ついたような
切なさの詰まった表情でミシェルを見ています。
ほんとに好きだったんだ…。マリエルの視点で語られてるくだり。殿下の気持ちが伝わってくるすごく切ないシーンです。
衝撃の晩餐
舞台は一変して。
キッシュ
スープ
ミルクティー
暖かく、美味しそうな食卓です。
冷えた体に沁みる~っ
マリエルとリュタンがまるで兄妹のようにはしゃぎます。
……2人しかしゃべっていません。
重苦しい空気を打開すべく、本題に切り込んだのは殿下でした。
何より
ミシェルが無事で安心した。
そう話す彼の表情に怒りの色はなく、その優しさにまたミシェルは涙します。
この先の話をしよう。
殿下はまっすぐにミシェルを見つめ、彼女に自分と向き合ってもらえるか問います。
そのまっすぐさはミシェルの隣で聞いてるマリエルの頬も染めるほど。
ですが、
ミシェルが口にしたのはお断りの言葉でした。
殿下にふさわしくない
それが理由のようです。
ミシェルの性別
ミシェルが気にする、殿下にふさわしくない理由は身分のことではありません。
泣きながら、シャツを開く彼女
…
お胸が真っ平です。
そう、ミシェルは男だったのです。
時が止まり
背景が宇宙になるほどの衝撃が一同を襲います。
信じてください!
殿下にすがるミシェル。
なんなら下も見せます!
詰め寄るミシェルに殿下はたじたじ…(笑)
そこでミシェルが気づきます。
喉仏!!
陛下とシメオンがミシェルの喉を見つめます。実に真剣な面持ちです(笑)そして確かにありました。喉仏。
この秘密を隠し続けるストレスから解放されたミシェルは、事のいきさつを話し始めます。
ミシェルの母は妓女でした。
本妻よりも先に身ごもったミシェル母。
もちろん激しい嫉妬に嫌がらせもあったようです。しかも男であるとわかると…最悪子供の命も保証できない状況でした。
そこで逃げなかったミシェル母。
なんと女として育て始めました。
これが今回の悲劇の始まりです。
そしてモンタニエ侯爵(ミシェル父)が突然、ミシェルを本妻の子だと公表し…。それでも真実を秘めたまま先に亡くなったミシェルの母。
逃げるに逃げられず
今に至るというわけでした。
ラビアの外交官
男と理解した殿下。
同性と知らなかったとはいえ、好意を寄せたことを謝ります。優しいお方。
そんな優しい殿下に、自分が女だったら好きになってた!と目を輝かせるミシェル。…そしてその隣で思わず暴走してしまうマリエル(笑)
気持ちが通じてるなら貫いてもいいのでは!?
正式に結婚できなくても
2人が幸せなら!
ややこしくなるから
感情が高ぶるマリエルをなだめるシメオン。相変わらずナイスフォローです。
それ以前に、貫く気は毛頭なさげな当人同士(笑)
そしてずっと笑うのを我慢していたリュタンは、ついに大声で笑ってしまいます。
この変装のプロはかなり前からミシェルが男だということを見抜いていたのです。
その上で高みの見物をしていた。
この事実にさすがの殿下もあきれ顔です。シメオンに至ってはキレてます。
おかげさまで
お人柄を知ることができました。
そう話すリュタンはいつもの軽い口ぶりではありません。
二国間で親密な関係になるのも悪くない。
リベルト殿下も喜ばれます。
この言葉はリュタンでなく、ラビアの外交官としての宣言。アンリエットの縁談がまとまる方向に動きそうです。
殿下の恋とミシェルの行く先
ふと、人心地着いた殿下は食事を仕切り直します。
席をはずそうとするミシェルを引き留め、妹のキューピットと呼び…。
その優しさに思わず熱っぽい視線を送ってしまうミシェル。そして隣で目を輝かせるマリエル(笑)そして読みながら胸を熱くさせる読者(私)
すっかり温まった食事の席で、マリエルはミシェルに声を掛けます。
これから忙しくなりますね。
偽らなくてもいい
そのままの姿で生きていくミシェル。
マリエルに言われるとワクワクがいっぱいの未来に思えてきます。
感想
殿下…っ。
どこまでも良いお人でした!
逃げたミシェルをただ心配して。
1人の人間として向き合い続け、これにはチャルディーニ伯爵も殿下のお人柄を認めざるを得ません。
彼の予想もできない失恋のおかげで成り立った、アンリエットの縁談。
この背景はきっと知られることはないんでしょうね。
だからこそ、殿下には報われてほしい~と切に願います。
大円団の結末となりましたが、どんなにドタバタ劇になっても明るく前向きな読後感が味わえるのは根明なマリエルのなせる業でしょうか。
それともリュタンとの掛け合いのおかげでしょうか(笑)
今回も楽しかったです!