壮絶な昔の記憶を語るコレットは、村で最後の生き残りとして薬師のアンノさんから保護されるのでした。
好きな人たちと出会えたことを、財産だと感じているコレットの前向きな考え方に、ディオは涙を流します。
さぁさぁ、冥府へと帰りましょう。
コレットは死ぬことにした105話のネタバレあらすじ
久しぶりの熱
冥府に戻ったコレットは、翌日熱を出して休養をとることにします。
ハリーやコツメたちに看病され、みんなの優しさにジーン。胸が暖かくなるのを感じるのでした。
クロノス様と一緒にプリンを食べ、吐き気もなく味覚があることを感じ一安心。
無自覚に心労が溜まっていたのかと、我ながら納得するのでした。
きっと今だった
ハリーに昨日の出来事を話します。
悲惨な末路を迎えた故郷を目にしたこと、
1人で行かなくてよかったと感じたこと…。
『実際には1人でも大丈夫だったかもしれないけど…。』心の中は曖昧です。
ハリーは以前聞いていた故郷を探したけど、たどり着けなかったという話から、きっと行くべきだったのが昨日。
そして1人で行くべきでないから、前回はたどり着けなかったんだと笑います。
”いい話”を聞いたと思ったコレット。
やっぱりひと運がいいのだと感じるのでした。
夢を見る
幼い頃、熱を出すと決まって見ていた夢は、感染病が流行ったあの日々のこと。
暗い森や、見慣れない天井に恐れた悪夢のような日々を思い出し、コレットは泣きじゃくっていました。
ただ、薬師たちが看病してくれる診療所は暖かい場所で、いつもコレットを勇気付けてくれます。
コレットのように似た経験をしたことがあって、それでも泣かなくなったと話す薬師。みんな、つらいことを抱えて前に進んでる…えらい。
大きくなったら、怖い夢も泣かずに済むのか、村のことも怖くなくなるといいな…と思うコレット。
コレットは夢の中で、亡くなった両親に抱きしめられる夢を見るのでした。
ぎゅーして
怖い夢を見て、薬師たちへ上手に甘えることができなかったコレットは、昔の夢から目覚めるとハデス様の温もりが恋しくなります。
ずっと横にいてくれたハデス様にハグを求めると、何も言わずに抱きしめてくれるハデス様。
今日はとことんぎゅーして欲しくなるコレットなのでした。
感想
いつも元気なコレットでも気疲れで熱を出しちゃうんですね。
村に行ったのが3人だったから、意識してなくても多少は寂しさや辛さが緩和されたのではないかと思います。
病気の時ほど心細くなりますから、コレットには甘やかしてくれるハデス様がいてよかった…。
そしてハリーはじめ暖かい人に囲まれていてよかった!
とってもほっこりできる回です。