恋を知らない、特に必要性も感じていなかったヒロインのほたる。
一方、好きな相手には、とことん尽くしすぎなヤンデレヒーローの花野井くん。
2人の恋の温度差が中和される日が待ち遠しい、ほっこり初恋ストーリーです。
花野井くんと恋の病1話のあらすじ
\ あらすじ /
ヒロインの日生(ひなせ)ほたるは高校1年生。
周りの友達は恋愛話に夢中だけど、自分には恋というものがどこか遠い別世界のものに感じていました。
「彼氏」が家族や友達よりも優先しなくちゃいけないものならば、これから先も恋を知らずともまあいいか、という女の子。
恋に恋焦がれない姿勢は、少女漫画のヒロインにしては珍しいタイプですよね。
そんなある日、偶然にも同級生で偏差値80オーバーのイケメン花野井くんが恋人に振られる瞬間を現場を目撃してしまいます。
雪の降る中、傘もささずに落ち込む花野井くんを見て、不憫に思ったほたるが傘を差しだしたところ、なんとこれが運命の出会いに…⁉
翌日、教室に現れた花野井くんはほたるにいきなり公開告白をされます。
もちろん、恋愛のれの字も知らないほたるは、気持ちに応えらずに傷つけてしまうと丁重にお断り…。
ところがまったく諦めない、とにかく一途に一直線な花野井くんの猛プッシュに心を動かされ、期間限定でお付き合いをしてみることにしました。
「なぜにこんなイケメンが自分なんかに…?」ほたるちゃんの戸惑いをよそに、花野井くんはとにかく尽くしまくります。
それは、周りから見るとちょっと異常なほどの執着心と愛の重さです。
恋愛感情に疎いヒロインと、好きな子には何でもしてあげたい超恋愛体質なヒーローとのひと味違ったラブ物語になります。
花野井くんと恋の病の魅力
魅力1.ヤンデレヒーローな花野井くん。
花野井くんのほたるちゃんに対するヤンデレぶりがこの作品の見どころです。
ほたるちゃんの好みなら髪は短く切るし、大切なものならヘアピンひとつだろうが雪の中でも一晩中探しまくる。
少しでも一緒にいたいからと待ち合わせには1時間以上前から待機…。
極めつけは「君が笑ってくれるなら死んだっていい」なんて本気で言っちゃう、ちょっぴりヤバめなヒーローです。
こんなにも重々しい愛をぶつけられたら、大抵の人は引いちゃいますよね。
でも、恋を知らないほたるちゃんはいつでも冷静に客観的に、そんな彼の暴走がかった言動を毎回しっかり受け止めて、適切な方向に諭してくれます。
心のサポートをするお仕事が向いていそう…。
少々行き過ぎな時の花野井くんの陰の空気も、ほたるちゃんの優しいほわっとした雰囲気が包んでくれるので、読んでいて嫌な気持ちになりません。
魅力2.ふたりのピュアな恋模様
ほたるちゃんへの愛が激しい花野井くんですが、決して相手の意志に背くこと、嫌がることはしません。
恋愛初心者ほたるちゃんのペースをとても大事にしていて、2人で一歩ずつ色々なことに向き合っていく様にあたたかい読後感を得られます。
花野井くんとの出会いによって、少しずつほたるちゃんが恋愛の楽しさや、今まで感じることのなかった新しい感情を知っていく姿はとても可愛らしいです。
お互いの気持ちを常に大切にして、ゆっくりだけど着実に進んでいく2人のほんわかストーリーに癒されます。
まとめ
ちょっと歪んだ花野井くんの愛情を、しっかり受け止めて無自覚に優しい愛情へと導いてくれるほたるちゃん。
2人のこの関係性がとても絶妙でお似合い!今後の展開も楽しみです。