青の花器の森の番外編第二弾のネタバレあらすじと感想です。
番外編第一弾は、一瀬に恋する彩香を好きになったフミヤの恋と成長のお話でした。
そして今回は、フィンランドで陶芸ユニットを組んで活動していた頃の龍生と春馬の物語…。
青の花器の森番外編のネタバレありのあらすじ
ネタバレするよ
春馬の思いつき
フィンランドのある場所…。
木漏れ日の中で気持ちよさそ~に眠る春馬ですが、龍生に見つかり起こされてしまいます。
本人いわく創作活動中だったのだそう。
来月の展示会のためのアイデア出し。
その言葉を全く信じてない龍生ですが、話しながら何かを思い付いた春馬は突然…。
そうだ、ヘルシンキに行こう!
自然の中にばかり創作のヒントがあるとは限らないっとばかりに、龍生を強引に誘い…急遽、街へ繰り出したのでした。
龍生はいつもこんな感じで春馬にぶんぶん振り回されているようす。
計画的で用意周到な龍生とは、まるで正反対な性格です。
一見、合わなそうな2人ですが…?
飛び入り結婚パーティー
何のアテもなく突然ヘルシンキに来て、何となくケバブを買って、適当にその辺のベンチで食べようという春馬。
そんな中、春馬が目をやった先に何やら人だかりがあるのに気付きます。
何があるのか見てくる!
そう言って駆け出す春馬。
行き当たりばったりで走り出す相棒の後ろ姿を、やる気あんのかな…と呆れ顔で見送る龍生。
そして駆け出して行ってしまった相棒はなかなか戻ってきません。
待ちきれなくなった龍生が現場へ向かうと…。
春馬が誰かの結婚パーティーに飛び入り参加していました。
聞けば偶然にも春馬の知り合いのパーティーだったそう。
コミュ力高めの春馬は違和感なくその場に馴染み、パーティーの参加者と楽しそうに踊っているのでした。
踊り方教えてあげるからと、春馬に強引に誘われ龍生もダンスすることに。
イヤイヤながらステップを合わせる龍生でしたが、気付けば満面の笑みで踊っていました。
ダンスタイムが終わると、パーティーの招待客にさりげなく自分たちのことを売り込む春馬。
自分には苦手な宣伝役を春馬が担ってくれていることに、龍生は感謝していました。
そんな中…。
一緒に踊りませんかと女性に声をかけられた龍生。
自分でよければと答える龍生。
何かが始まりそうな予感ですが…。
魔法
その後、特に進展なし。
そんな龍生のオクテぶりにドン引きの春馬。
そもそも今は彼女というものに興味がないという龍生。
とにかく陶芸が楽しくて仕方がないみたいです。
そうこうしているうちに今度は…。
島へ行こう!
また急に思いつきで走り出した春馬。
行き当たりばったりで島のはしっこまで来た2人。
春馬が自然の風景を指で切り取ります。
こんな色がほしかった。
いつも春馬に振り回されながらも、ついて行ってしまう理由を龍生は知っていました。
それはきっと…。
春馬が美しい自然の中から色をとらえる瞬間を見逃したくないから。
とは言え、再現するのは難しいな。
笑いながら振り返る春馬に、真顔で出来るよと言う龍生。
自分は春馬の釉薬掛けを見たくて器を作ってるんだ。
それはまるで魔法みたいなんだと真顔で伝えました。
帰りの船の上。
春馬は龍生に打ち明けます。
龍生のろくろの方がよっぽどすごい。
それこそ魔法だよ。
少し顔を赤らめながら打ち明ける春馬でしたが…。
龍生は疲れてうたた寝中。
(聞いてなかった!)
寝てる龍生に向かって春馬はしゃべり続けます。
もしもいつか、龍生に大切な人が出来たら…。
寝てる龍生に向かって一方的にある約束をする春馬。
そんな春馬の約束は、数年後に彼が想像したのとは違うかたちで実現するのですが…!?
寝てる龍生に春馬が語りかけるラストシーン…読んでてじんわり涙が出ました…!
感想
フィンランドでまだ春馬が生きていた頃という貴重なお話でした。
そしてちょっと…いや、やっぱりというか春馬と青子ってちょっとタイプが似てますよね。
だから龍生と気が合うのかなーとも思ったり。
そしてこの時の約束が、あの未来に繋がるのかと思うと余計に泣けます。
3人で一緒に陶芸する姿を見てみたかった…!(涙)