青のミブロの10話ネタバレあらすじと感想です。
会津藩の有力者との面会が叶った芹沢たち。
土方は彼らと違い権力に興味なし。
普段と変わらず見廻りをする土方に、におは憧れの眼差しですがそこで事件勃発です。
青のミブロの10話ネタバレあらすじ
無理心中
抜刀した白ハチマキの浪人。
完全に目がイっています。
子供が人質のため周囲は距離を取るしかできません。
何て奴!
思わず手を放せと、におは絶叫します。
刺激をしない方が良いと判断してたはじめはビックリ。
におの純粋さが悪い意味で出てしまいましたね。
首謀者の船蔵は、どうやら周囲とは顔なじみようです。
妻のおふねさんは亡くなっており、しかも人質は自分の子供。
この2人は親子だったのです。
急に娘であるミサキの名前を絶叫する船蔵。
不平不満
妻・おふねの仇を取る!
暴走が止まらない船蔵…仇といいつつ、彼の妻の死因は病気でした。
ザ、お門違いなんだけど、悪いのは世の中だと言い出します。
黒船襲来による開国から不平等条約を結ばされた江戸幕府。
そのしわ寄せが生活を圧迫しているんだそう。
ここで金(きん)の話が出てきます。
話を聞いたにお。
ここで船蔵に問います。
幕府か?
帝(朝廷)か?
夷国の侵略者か?
悪いのは一体誰だ?
船蔵は涙を流しています。
敵の名前を即答できず、におは狼狽えます。
そんな中、はじめは違いました。
誰が悪いか関係ない。と文字通りの一刀両断。
程度が知れると船蔵を突き放すのでした。
罪を憎んで
はじめに論破された格好の船蔵。
ぐぬぬとミサキを連れたまま逃亡します。
2人を追跡するにおは、はじめにお願いをします。
何とか殺さずに事を収めることが出来ないか?
まさかの提案をしてきたのです。
人のせいにする弱い奴は死んだ方がいい。
はじめの考えは一見すると冷酷そうです。
だけどそれは今の時代のはなし。
この時代の再発防止という観点では間違いとも言い切れません。
あの親子は引き返せると説得するにお。
人を殺してからでは遅いのは事実です。
でもミサキにとって親はいた方が良いに決まっています。父親の存在を知らないにおは強くそう思います。
結局、におの願いを受け入れるはじめ。
ともかく猛ダッシュで船蔵を追いかける2人。
しかし御所は目の前です。
におたちの存在に気が付き振り向く船蔵。
ミサキを助けるため、におは一直線に突っ込んでいきます。
感想
今回はセリフから見る時代背景について。
幕府や帝を非難する船蔵を見て、まずいと思った町人のセリフからです。
ここでの「まずい」は船蔵の性格を指すのではなく…お上に対する文句を公衆の面前で叫んでいることが問題だったのです。
仮に役人、今でいえば警察に捕まれば切腹は必至。しかも母親は亡くなっています。
残された娘は一人ぼっちになってしまいます。
だからこそ、におは役人より早く船蔵を確保して穏便に事を済ませようと動きました。
もっとも、抜刀して御所の前まで来た船蔵が無罪で終わるとは思えませんが…。
船蔵一家の名前はネタのつもりかな。
父親は船蔵、母はおふね。
だから娘は海繋がりで「岬」、ミサキだったのね。