王の獣23話のネタバレあらすじをお届けします。
江凱を燃え上がらせるのは、二人の兄ではなく天耀。
しかし蘇月の死以降、天耀は江凱にとって取るに足らない相手になり果ててしまう。
勘のいい江凱は全ての元凶である人を察し、きつく問い詰めるのでした。
王の獣23話のネタバレあらすじ
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怪しい二人
墨を呼び出した璃琳。
密かに墨を呼びつける回数の多さに、怪しまれてはいけないと墨は璃琳をなだめようとします。
江凱にばれてはいないかと不安になり、江凱の様子を尋ねる璃琳。もしかしたら、本格的に墨・璃琳犯人ルートに入ってるかもしれません。
そして意志に沿わず降嫁することになってしまったことを悲観し、璃琳は涙ながらに天耀の名をつぶやきます。
そんな璃琳を見て、胸が裂けそうだとでもいうように悲しげな顔をする墨なのでした。
第三皇子と第四皇子
天耀と皇位継承戦で戦えることになり、今までのことを回想する江凱。
病弱だった第一皇子、そして気ままな第二皇子。
兄弟で競い合うことの楽しさを江凱に教えてくれたのはこの二人ではなく、すぐ下の弟である天耀でした。
(兄二人が比較的穏やかなのを考えると、江凱の気性の粗さに納得できる気がします。)
天耀は自身が迎えた従獣が殺されてしまうと、悲しみに暮れすっかり憔悴。
図らずも天耀は江凱の競争相手に足る存在ではなくなってしまいます。
そして一度は腑抜けになってしまった天耀と、再び燃え上がる勝負ができる現在へ。
今までくすぶっていた想いを伝えるように、天耀に素の性格をさらけ出す江凱なのでした。
確信
江凱が天耀と再び戦えることを、どこも見ていないような瞳で祝福する墨。
何かを感じ取った江凱が墨を問い詰めると、墨は激しく動揺します。
蘇月がなくなり一年が経ったころ、墨と璃琳の前で天耀が新しい従獣を迎えないことを不思議に思った江凱がふとつぶやくと、震えを隠せない璃琳。
(こんなかわいい子が犯人だなんて!)
璃琳の動揺を見せまいとした墨の試みもむなしく、この時から彼らが蘇月を葬り天耀を腑抜けにしたことを気付いていた江凱は今、墨に対して低く震えるような怒りを表すのでした。
愛しい人
大木の根元で思案にふける藍月。
藍月から腕輪を取った時の天耀の顔を思い出している間に、眠っちゃいました。
眠っている藍月を見つけた天耀は、自分の足を藍月の枕とし、本を読み進めます。
愛しくて触りたくなる感情を抑えるも、しっぽがゆらゆらと泳ぐ様子に耐えきれずついに触ってしまいます。
しばらくして目が覚めた藍月は、寝ていたからと言って他人の気配に気づけなかった自分を責めるのでした。
そんな藍月を天耀は優しい言葉で包み込み、藍月は幸せそう。
天耀のもとから離れるまでは、この幸せを自分に許すことを決めた藍月なのでした。
感想
藍月が従獣になった原因である蘇月の死について徐々に明らかになって来ました!
墨と璃琳は動揺をうまく隠せるタイプではないようですね。
それにしても動機は何なのでしょうか。いくら皇族と従獣の身分の差が大きいとしても蘇月を惨く葬る大義はどこにもないような?
血なまぐさい話から一転して、藍月と天耀様の尊い会話。
こんなに敵だらけの箱庭で天耀様のそばだけが安全安心。と考えると、それを本能で感じ取った藍月をすごく愛しく感じます。
藍月は天耀と離れることをすでに覚悟していますが、そうはならないでほしい!