おひとり様物語69話のネタバレとあらすじと感想ですす。
様々な「おひとり様」が描かれるオムニバスストーリー。
今回の主人公は、中学校の先生です。
恋人と一緒に過ごす時間が長くなるにつれ、忘れられていく大事な気持ち。
ふと思い出させてくれる初々しいバレンタインのお話です。
おひとり様物語69話のネタバレあらすじ
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ネタバレするよ!
付き合って7年同棲5年
今日も靴下を丸めて洗濯機に入れる彼。
いつもちゃんと入れてって言ってるのに~。
怒っても彼は笑うだけ。
怒り倍増です(笑)
仲は良いもののときめきはない。
そんな生活が続いています。
彼との出会いは高1から。
以降、大学までずっと一緒。
一緒にいない理由が見つからないくらい気の合う2人は、自然に付き合うようになりました。
チョコレートの落とし物
季節はバレンタインです。
恋人のイベントなんて形骸化されてる2人。
あまりにトキメキとは縁遠い関係に『これからどうしよう…』なんて考えがよぎる中。
学校でチョコレートの落とし物が!
(※主人公の職場)
丁寧で綺麗な包装のチョコレート。
サッカー部の石井君あて。差出人の名前はありません。
落とし主は?
落とし主が困っているだろう…
どうしようか考えます。
ホームルームでみんなの前で聞くわけにもいかないし…
自分が渡すか、
落ちたところへ戻しとくか。
考えているうちに…
なんだか自分がワクワク!(笑)
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家に帰り洗濯機をのぞくと、また靴下が丸まって入っています。
恋心は長く一緒にいると忘れてしまうのか…なんて考えてしまいます。
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恋のセンサー
次の日
チョコレートの差出人を探す良いアイディアが浮かびました。
まずは…
石井君に黒板で問題を解いてもらいます。
熱い目線を送る女の子が差出人のはず!
生徒たちの顔を凝視します。
すると…
主人公がピンときた女の子が!
その子は優しい目で石井君を見つめてて、彼が問題に正解すると嬉しそうに笑うのでした。
差出人を確信した主人公。
授業の最後に小さい落とし物があった、とだけ全員に伝えます。
そして、
職員室にやってきた1人の女子生徒。
甘酸っぱい恋のセンサーはビンゴです。
泣きながらその場に座り込んでしまう女子生徒。一生懸命選んだチョコレートが渡せないかも!と悩んでたみたいです。
あの頃の気持ち
チョコを手にして安堵する女子生徒。
【彼が大好き】
顔を赤くして喜ぶ姿にそんな気持ちが伝わってきます。
対して、
自分はそんな気持ち忘れてしまって、
今はときめきもありません。
そういえば…
初々しい女子生徒に感化されたのか、ふと付き合った当時の彼との思い出が浮かんできます。
バレンタインにはお互いにチョコレートを交換して、2人ドキドキしながら抱きしめ合って…。
あのときの自分は、今日の女の子と同じ顔をしていたと気づくのでした。
これからも
帰り道
自然と足はデパートのチョコレート売り場に。
そこには彼の姿が!
彼もチョコを探しています。
それも一所懸命に。
今では落ち着いた2人ですが、確かに私は彼を好きになって、彼も私を好きになってくれた。そんな奇跡のような大切な気持ちを思い出せた主人公。
あの頃みたいにチョコレートを渡し合い、大好きな気持ちをお互い再確認するのでした。
感想
甘酸っぱい~!
中学校の時のバレンタインって楽しかった!
女子生徒も『チョコ、落としたかも!』と気づいたときは慌てたでしょうね。チョコレートが見つかったときの女の子の表情がとっても可愛かったです。
主人公の彼も素敵でした。
逆チョコで告白なんて素敵じゃないですか。
ずっと熱愛は現実的でないかも。
だけどこうやって定期的に気持ちの再確認ができると幸せですね!
今回も読後あったかい気持ちにさせてもらえました。