青の花器の森32話のあらすじと感想をお届けします。
新商品のマグカップが完成に近づき、仕事も恋も順調にみえる青子ですが、
過去の恋愛のトラウマから、龍生に肝心なことを聞けないままでいるのでした…。
青の花器の森32話のネタバレありのあらすじ
青子の実家で食事会
ある日の仕事帰り、青子のもとに母親から電話が。
それは青子と龍生への食事会のお誘いでした。
食事会といっても、ご飯作りすぎたからうちに食べに来ないか?というカジュアルなお誘い。
急な話だし、
家族が揃うと騒々しいし、
…断ろうか?
そう聞く青子に、龍生は意外にも応じるようです。
ともあれ、龍生にとっては彼女の実家での初めての食事会となるのでした。
ちゃんとご挨拶せねばと正装に着替えようとする龍生。
青子はそこまでしなくていいと止めます。
それならばとジャケットだけ羽織り、2人で青子の実家に向かうのでした。
青子の家族
2人が到着するなり、家族全員でお出迎えする青子一家。
娘(青子)のどこがいいんですか
玄関先で早くも龍生に直球の質問を浴びせる青子父。
かなりのフライングぶりに、こちらにも緊張の色がうかがえます。
その質問はまだ早い!というナイスなツッコミと共に、ワイワイと食卓に向かう家族。その幸せな家族の風景を、どこか遠い目で見つめる龍生でした。
龍生の家族
食事会の始まりとともに、青子の家族は龍生に質問責めを開始します。
家族のことを聞かれたとき、実家とは折り合いが悪く疎遠になっていると話す龍生に、食卓に静寂がやってきます。
一気に盛り下がった空気を何とかするべく、話題を変えようとする青子母。
そこで、青子父が再びあの質問……
娘(青子)のどこがいいんですか?
仕事以外は雑な性格。
特別気立てが良い訳でもなく。
とびきり美人でもない。
そんな娘のどこを気に入っているのかと。
娘を想うからこそのストレートな質問ですね。
龍生の答えは…分からない。
はじめは青子の絵付だけに見入ってた。
だけど、気付いたら青子の全てを好きになってた。
龍生の100点満点の回答に、女性陣からは歓喜の悲鳴!
青子父は盛大にお茶を吹くのでした。
龍生の横顔を見ながら、彼の口から「好き」なんてハッキリ聞くの初めてなんじゃ…と顔を赤らめる青子です。
龍生の子供時代
食事会からの帰り道…
青子は、龍生が話すのをためらった家族のことについて聞いてもいいかと尋ねます。
龍生は幼い頃に母親を亡くしたこと。
父と再婚相手とその子供という新しい家族ができたこと。
うまく馴染めなかったこと。
その結果、修善寺の祖母の家に預けられたと話しました。
祖母の経営する旅館に入り浸り、心が回復していった龍生。
そうやってますます実家に寄り付かなくなったそう。
龍生は辛い過去を振り返りながら言います。
あの時間があったからこそ、波佐見に来られて、青子に出会えた。
運命かもしれない
龍生の生い立ちを知り、その苦労を思い涙する青子。
龍生は、今の自分には青子がいるからもう大丈夫だと青子を抱き締めます。
それに青子の実家で見た波佐見焼の食器と、修善寺の旅館の厨房で見ていた食器が同じ柄だと気付いた。
幼い頃に見ていた食器の絵柄が記憶に刷り込まれ、無意識に青子の絵付けに懐かしさを感じ、惹かれていったのかもしれないと。
全てが繋がっているかのような偶然に、青子は思わず…
運命みたいだね
そう口にした青子に龍生はハッキリ言い切ります。
運命だ。
龍生が柄にもなく言ったその言葉に、彼のことを信じてみようと思う青子なのでした。
感想
青子と龍生が出会ったことは偶然ではなく必然なのかも…
そんな風に思わせるミラクルな展開にドッキドキです。
ときめけます。
龍生は今まで散々苦労してきた分、青子と一緒にたくさん幸せになってもらいたい!