
キラト瑠香先生の「シーツの波間でみる夢みたいな」
この作品をどうしてもっと早く読まなかったんだろう…。
TLマンガが好きな方なら、この作品を読んだ時きっと思うはず。
短編集なのに絵柄も展開もかなりレベルの高い良作です。
シーツの波間でみる夢みたいなのあらすじ
\ あらすじ /
キャリアウーマンの夕貴乃(ゆきの)は、美容部員として働き、仕事も認められ念願の店長にもなれた。が、恋人とは別れ、好きな人もいない、ましてや異性にときめくこともなくなっていた。そんなある日、ちょっとしたきっかけで韓国の少年を助け、忘れられない一夜を過ごすことになり…。
1話では、ときめくことをすっかり忘れてしまったキャリアウーマンの話しです。
偶然出会った韓国の少年と、何となく気が合い離れがたくなり何とも簡単にベッドインしちゃいます。あららいいのかしらとは思うけど、言葉も違う2人がスマホやジェスチャーで気持ちを通わせていくたどたどしさがまた愛おしく…。
「シーツの波間でみる夢みたいな」キラト瑠香/フューチャーコミックス/乙女チック
こんな風に甘えらえちゃ、断れないよ…。
それにこの絵柄の綺麗さですよ。
透明感のある繊細な線画で描かれる美男美女の物語…いいっ!
複数の短編が入ってる作品で、どの話数でもとんとん拍子でエッチしちゃいます。
その割にどれも薄っぺらい印象はなく、刹那的だったり運命的だったり、どのお話しを読んでもみずみずしい読後感です。
『終わるたびに2人のこの先、見せてもらえないかなー』
ってつい心の中でおかわりの出る世界ばかり。
エロシーンの息をのむような臨場感に、思わず真顔。鏡で自分の顔見たらたぶん引く…笑
ちょっとネタバレな感想
透き通るような綺麗な絵柄が印象的な作品です。
さらさらした髪質まで伝わってきそう。
短編で毎回初めてお会いして相手と、割とすぐにエッチまで行くっていう強引な設定。
なのにすんなり感情移入しちゃえる作者キラト瑠香先生の剛腕さよ。

エッチなシーンではもう読んでるこっちは目がギンギンです。
感情の動き、舌の絡め方から指先での刺激の強さまで、繊細な絵柄と細かいコマ割りで表現されてより綿密に、手を取るように伝わってくるからこっちまでドキドキ…
その細かいコマ割りの中で、まるで小説のようにヒロインの気持ちが吐き出されてて。
漫画らしい視覚的刺激と、小説っぽい脳内の刺激。両方にやられまくって臨場感が山盛りです。
なんかもう、まるで自分が抱かれてるかのよう……
こいつはもう…、たまらんぜよ…。
